千葉県鴨川市にある大山不動尊に行ってきました。
この不動尊は、関東三代不動尊と呼ばれ、正式には「高藏山大山寺(こうぞうざん おおやまでら)」と言います。

奈良時代に開山されたと伝えられており、ご本尊は、「木造不動明王像」で、鎌倉時代の後期の作と言われていますが、通常は非公開のため、拝見することはできません。
元旦と節分にご開帳されるそうです。
また、「波の伊八」作と言われる「倶利伽羅龍」も非公開で、こちらは5月の火渡り祭りに開帳されるそうです。


お堂の中には千手観音像などもありました。

山の斜面に健立されていて、市街地から海まで一望できます。

歩いてくる道には急な石段があって、上から眺めるとクラクラするほどです。
これ以上は近寄れませんでした。
お寺まで行く道が何ヶ所かあるようですが、行きに車で通った道は、急で狭くて怖かったです。
帰りは、比較的楽な道で帰れましたが、ずっと斜面なので、冬の凍った時などは行けそうにありません。
年中行事が色々あり、火渡り祭や縁日なども開かれているようです。
でも、当日は他にお参りする方もおらず、一人だと不安になる程静かでした。
自然の中に佇むお堂は、畏怖の気持ちを持たせるものなのかもしれません。

これから紅葉の季節は、特に自然に溶け込んだ古いお堂や鐘撞堂が映えると思います。
今回は、たまたま案内を見かけて行ってみたのですが、たまには心静かにお参りするのも良いと思いました。