しばらく発行されていなかった「3月のライオン」が出ていました。
ようやく18巻目になります。
最初に出たのが2008年の2月ですから、もう17年前ですね。
内容は、幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人の将棋の棋士に内弟子として入った主人公が、将棋にのめり込むしかなく、周りから浮いていました。
そんな寂しい日々に偶然出会った三姉妹の温かさに救われ、次女が友人を庇ったことで、理不尽ないじめに遭っても「自分は間違っていない」と言い切る姿を見て、救われます。
この場面は、何度読んでも泣けてしまいます。
学校や将棋会館でも心を許せる友人ができて、悩みながらも将棋の道に進んでいく、といった物語です。
三姉妹の家も両親がいなかったり、将棋仲間も病を抱えていたりと、各人物が丁寧に書いてあり、絵柄も優しい。
三女の小さい妹の可愛らしさや、飼い猫のユーモラスな書き方もホッとします。
発刊までいつも時間がかかるのですが、作者の「羽海野チカ」先生も時間をかけて丁寧に書いておられるのだと思うと、待つのもしょうがないと思います。
アニメや実写映画にもなっていましたが、最初に知ったのがコミックだったので、やっぱり紙の本で読みたい。
「次巻、堂々クライマックス」らしいので、読みたいような読みたくないような複雑な気持ちです。
将棋のことはあまり興味がなくても、何度も読み返したくなる本です。


