ネットの記事で、鑑定書付きの元値が33万円の糸魚川翡翠のペンダントトップを、閉店セールで4万円で購入。
後日査定をしてもらったらなんとたった10円という結果が出たという話を読みました。
この翡翠は、「糸魚川」翡翠なので、価値があり、他で見てもらったら元値は当然のことという意見もありましたが。
この記事で思い出したのが「七つ屋志のぶの宝石匣」です。
「のだめカンタービレ」の二ノ宮知子先生の作品で、舞台は東京の質屋「しのぶ質店」。
主人公の志のぶちゃんは若いながらも“目利きの天才”。
宝石を見るだけで持ち主の事情や想いまで感じ取ってしまう、不思議な感性を持っています。
そんな志のぶと、婚約者でもある幼なじみ・顕ちゃんとの関係を軸に、人と宝石、そしてお金にまつわる人間模様が描かれていきます。
面白いのは、ただの「宝石うんちく漫画」ではないこと。
質屋に持ち込まれる宝石には、離婚、遺品整理、借金…人それぞれの背景があります。
志のぶはその石を見ただけで「持ち主がどんな気持ちで手放すのか」まで感じ取ってしまうんです。
志のぶが語る宝石のストーリーを聞いていると、「宝石=高価な装飾品」ではなく、“人生を映す鏡”のように感じます。
特に、古い婚約指輪や形見の宝石が登場する回は胸が熱くなりました。
ジュエリー好きな方はもちろん、「人の想いに共感するストーリーが好き」という大人の女性におすすめです。


