先日フィギュアスケートの大会中継を見ていたら、優勝者は4回転の技を何通りもクリアしていました。
ついこの間(私にとっては)まで4回転は夢の技と言われていたのにです。
今では女子でも4回転が珍しくないそうですから驚きです。
考えてみたら、100m10秒を切ったときもそうですが、誰か1人が出来ると、次々に他の人が出来るようになるのは謎で不思議です。
おそらく「人間の限界」が更新される瞬間を、私たちは目撃しているのでしょう。
一度「できる」と証明されると、あとは技術や練習方法が共有され、常識が一気に塗り替えられて突破していく。
壁が壊れるというより、「そんな壁は最初からなかった」と皆が気づく感じに近いのかもしれません。
フィギュアスケートも、陸上競技も、記録が伸びるたびに「もう限界では?」と言われますが、数年後にはそれが当たり前になっている。
努力はもちろんですが、人の挑戦心や観る側の期待も、次の世代を後押ししている気がします。
テレビ越しに見る私たちも、その流れの一部なのかもしれませんね。
こうした進化の過程を知ると、競技の見方も変わってきます。
最近はトップ選手のインタビュー本や、競技解説が丁寧なムック本を読むのも楽しくて、演技の裏側が分かると観戦が何倍も面白くなります。
ルール解説付きのフィギュアスケート本や名選手のDVDは、観戦のお供にもおすすめです。
記録更新の瞬間を、もう一度じっくり味わいたくなります。


