お休みでお天気が良いので、少し足を延ばして鴨川市まで行ってきました。
今回のお目当ては「波の伊八没後200年展」。
正直なところ、名前は聞いたことがあっても詳しく知っていたわけではなく、「近いし行ってみようかな」くらいの軽い気持ちでした。
展示を見てまず感じたのは、彫りの力強さ。
波や龍の躍動感がとにかくすごくて、木彫りとは思えないほど動きがあります。
写真や画面越しでは伝わらない迫力というのは、やっぱり実物を前にしてこそですね。
江戸時代に、これを手作業で彫っていたのかと思うと、しばらく言葉が出ませんでした。
都会の大きな美術館も魅力的ですが、こうした地域に根付いた展示は、空気がゆったりしているのもいいところ。
人混みを気にせず、自分のペースで見られるのがありがたいです。
解説もどこか親切で、「地元の人が大切にしてきたんだな」という気持ちが伝わってきました。
見終わったあとは、少し街を歩いてみました。
観光地らしい派手さはないけれど、海が近くて、風が気持ちよくて、なんだか肩の力が抜けます。東京まで出かけるとなると、行く前から少し構えてしまいますが、近場だと「また来ようかな」と思える余裕が残るのがいいですね。
最近は、こうした“無理のないお出かけ”の良さをしみじみ感じています。
大きな感動よりも、じんわり心に残る時間。
波の伊八の作品と、鴨川の穏やかな空気が、ちょうどよく重なった一日でした。


